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脂質コントロール食について

主に膵臓や胆のうに疾患があり、脂質の制限が治療上必要な患者様に提供されるお食事です。エネルギー量は身長・体重・年齢・性別・活動量などから適正量を算出しています(病状により、エネルギー量を制限する場合もあります)。脂質を抑えてもおいしく食べられるよう食材や調理方法を工夫しています。

食事療法は患者さんそれぞれによって内容が大きく異なります。必要な栄養素が不足してしまうと、体調不良の原因ともなりかねません。
必要とされるエネルギー・炭水化物・たんぱく質・脂質などは、必ず主治医に確認の上、主治医・管理栄養士の指導を受けながら、実行していきましょう。

脂質コントロール食の献立例

脂質コントロール食一例
  • ごはん
  • チキンステーキ
  • 小松菜のコンソメ煮
  • 大根の菊花和え
  • 果物

☆献立のトータル栄養価(1人分:ごはん200gの場合)

エネルギー(kcal) 550 たんぱく質(g) 19.7
食塩相当量(g) 2.0 脂質(g) 7.1
食物繊維(g) 4.7 炭水化物(g) 99.8
チキンステーキ

ステーキと聞くと頭に思い浮かぶのは肉厚な牛肉のサーロインステーキだと思います。しかし、サーロインは脂質を多く含むため、脂身の少ない鶏肉を使用することで脂質量を制限しながら美味しく食事を楽しめるように工夫しました。

かじきのパン粉焼き

[材料] 2人分

鶏モモ(皮なし)・・・60g×二切れ
油・・・・・・・・・・小さじ1

玉ねぎ・・・・・100g
白ワイン・・・・小さじ2
砂糖・・・・・・大さじ1
しょうゆ・・・・小さじ2
バター・・・・・小さじ1

B:つけ合わせ

ブロッコリー・・20g
にんじん・・・・20g
塩・・・・・・・適宜

[作り方]

  • Aの玉ねぎをみじん切りにし、白ワイン、砂糖、しょうゆと合わせ鶏肉を漬け込み軟らかくする。
  • 熱したフライパンに油をひき、⒈の鶏肉を入れて中火で中までしっかりと火を通す。
  • 焼きあがった鶏肉を食べやすい大きさに切る。
  • Aの残った漬けダレをフライパンで煮詰め、最後にバターを加えてソースを作る。
  • ブロッコリー、人参は塩茹でにする。
  • 鶏肉と添えの野菜を皿に盛り付け、⒋のソースをかける。

[一口メモ]

  • 鶏肉は皮の部分に脂質が多く含まれているため、皮を取り除くと脂質を減らすことが出来ます。
  • 肉を玉ねぎやワインに漬け込むと柔らかくすることが出来ます。その他、パイナップルの果汁やすりおろした梨にも肉を軟らかくする効果があります。
  • 鶏肉以外にも豚肉の脂肪の少ないヒレ肉などを使用してアレンジするとメニューの幅が広がります。

※可食部100g当たりの脂質量 日本食品成分表2015年版(七訂)より

種類 部位 脂質(g)
むね肉(皮なし) 1.9
もも肉(皮なし) 5.0
ヒレ肉(赤肉) 1.7
かた肉(赤肉) 3.5