耳鼻咽喉科
診療科の特徴
概要と診療方針
一般的な外来診療から入院施設を持った病院としての診療と幅広い患者さんの診療をいたしております。
当科の外来診療の特徴は、他の施設や他の科からの紹介が多いということです。
内科から紹介される患者さんは高齢の方で、めまい、難聴、耳鳴り、咽喉頭炎、副鼻腔炎などの慢性疾患が多いのが特徴です。重大な疾患が隠れていないかを精査しながら、症状を緩和させる治療をいたしております特に耳鳴り、のどの違和感、乾燥症状などの難治性の症状に対しては東洋医学的な治療も併用しております。
鼻茸摘出術、アレルギー性鼻炎に対するレーザー手術、鼻骨骨折整復術、鼓膜穿孔閉鎖術等は外来での日帰り手術もいたしております。また、処置用器械の消毒の徹底や喉頭ファイバーの自動洗浄機を導入するなどの院内感染への対策もいたしております。
当科の入院診療の特徴は、早期の治療を要する疾患(扁桃炎等の炎症性疾患、突発性難聴、顔面神経麻痺)への迅速な対応ができるということです。また、内科的な合併症のある方は、内科の先生の管理の下で治療をいたします。
入院手術は、扁桃摘出術、アデノイド切除術、内視鏡下鼻内副鼻腔手術、鼻中隔矯正手術、声帯ポリープ切除術、中耳手術などが多数です。
鼻の手術は、内視鏡を用いた最新の方法で行っており、合併症の危険も少なく治療の効果も良好です。以前に手術を受けたものの症状が続いているような方についても、良好な成績が得られております。
外来診療室
平成25年12月24日から診察室が隣(旧小児科)に移転し内装も変わり、診察に必要なイスやユニット、ネブライザーや咽頭ファイバーといった医療機器も新しくなりました。
スタッフ紹介
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氏名 | 小塩 勝博(おじお かつひろ) |
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役職 | 部長 | |
資格 | 岐阜大学医学部客員臨床准教授 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医 |
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メッセージ | 科学的な根拠に基づいた患者さんへの負担の少ない診療を心がけてまいります。 |
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氏名 | 柴田 博文(しばた ひろふみ) |
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役職 | ||
資格 | ||
メッセージ |
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氏名 | 増田 祐子(ますだ ゆうこ) |
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役職 | ||
資格 | 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医 | |
メッセージ |
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氏名 | 吉眞 友子(よしざね ともこ) |
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役職 | ||
資格 | ||
メッセージ |
実績
手術実績(平成29年度)
当科の手術は、鼓室形成術・頭頸部腫瘍は青木医師、その他の手術は小塩が担当します。
鼻の手術
内視鏡下鼻副鼻腔手術 | 副鼻腔炎・蓄膿などによる鼻づまり、鼻漏・頭痛などに対する手術です。 | 19例 |
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下鼻甲介切除術 | 鼻炎・副鼻腔炎による鼻づまりに対する手術です。 | 12例 |
内視鏡下鼻中隔手術 | 鼻中隔弯曲による鼻づまりに対し鼻中隔の曲りを矯正する手術です。 | 4例 |
鼻副鼻腔腫瘍摘出手術 | 鼻副鼻腔乳頭腫は再発しやすいため、取り残さないように注意して行います。 | 1例 |
口腔・咽頭の手術
口蓋扁桃摘出術 | 扁桃炎の反復・小児のいびき・IgA腎症・掌蹠膿疱症に効果があります。 | 12例 |
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アデノイド切除術 | 小児のいびきに特に有効です。扁桃摘出術の効果を高めるために行います。 | 12例 |
軟口蓋形成術 | いびきに対し扁桃摘出後、のどを広くする手術です。 | 1例 |
顎下腺摘出手術 | 唾液を分泌する顎下腺の手術です。石がつまっている場合や腫瘍の摘出を行います。 | 1例 |
がま腫的出術 | 唾液腺のもれが原因で発症します。唾液腺と共に摘出します。 | 1例 |
耳の手術
先天性耳漏管摘出術 | 耳の前に先天性に穴があり汁が出たり腫れたりする方は手術が必要です。 再発しないように取り残しに注意して行います。 |
5例 |
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鼓室形成術 | 中耳の炎症を改善し、聴力の改善の目的で行います。青木医師が担当します。 | 2例 |
鼓膜形成術 | 鼓膜の穴を閉じる手術です。 | 2例 |
声帯ポリープ切除術 | 声帯ポリープ・ポリープ様声帯で声がかすれている場合に行います。 | 1例 |
耳介のう胞 | 耳たぶに袋のようなものがある方は摘出します。 | 1例 |