腎臓内科
診療科の特徴
概要と診療方針
腎臓内科では保存期から透析期まで慢性腎臓病の様々なステージにおける診療を行っています。また、シャントトラブルに対する血管内治療も行っています。
取り扱う疾患
慢性腎臓病
- 慢性糸球体腎炎(IgA腎症、膜性腎症、巣状糸球体硬化症、膜性増殖性糸球体腎炎など)
- ネフローゼ症候群
- 膠原病に伴う腎疾患
- 糖尿病性腎症
- 多発性嚢胞腎(ADPKD)
疾患によっては、腎生検が診断・治療方針の決定・腎予後の予測に有用ですので、尿検査異常のある場合は腎生検が必要かどうかを判断し、治療に活かしています。当院では腎生検は通常3泊4日の入院で行っています。
また、ADPKDに関しては、サムスカによる治療を受けられる施設です。
急性腎障害
急性腎障害は腎疾患そのものによることもありますが、二次的に腎機能障害が起きていることもありますので、原因に合わせた治療を行う必要があります。
高度に進行した急性腎障害では血液浄化療法を必要とする場合もあります。
可逆的な場合もありますが、慢性腎不全に移行する場合もあり、早急に適切な治療を行うことが重要です。
透析療法
当院では腹膜透析、血液透析どちらの導入も可能です。
- 血液透析は透析室のベッドの数に限りがありますので、導入後はご自宅の近くの透析施設へ移動して頂いているのが現状です。
- 腹膜透析は導入後も当院に通院となります。
シャント狭窄に対する経皮的血管形成術(PTA)
血液透析に必要なブラッドアクセスの多くはシャントです。シャントの狭窄が進行すると適正な透析が行えなくなったり、止血時間の延長やシャント肢の腫脹など、何らかの問題がみられるようになります。狭窄が進行すると閉塞することもあります。これらの問題に対して狭窄した部分をバルーンで拡張する方法です。閉塞症例では手術での新しいシャント作製が必要な場合がありますが、血管内治療が可能な場合も多くあります。当院では、患者さんの現在のシャントを大切にし、同じシャントでずっと透析を受けてもらえるように血管内治療を行っています。
スタッフ紹介
氏名 | 泉 久美子(いずみ くみこ) | |
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役職 | 部長 | |
資格 | 日本内科学会認定内科医 日本透析医学会透析専門医・指導医 日本腎臓学会腎臓専門医・指導医 日本透析アクセス医学会 VA血管内治療認定医 |
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メッセージ | 慢性腎臓病は早期発見・早期治療が大切です。尿検査で異常を指摘された方は、ぜひ一度受診していただきたいと思います。 透析の導入や透析合併症の対応も担当いたしますので、シャントやその他で何かお困りの方がいらっしゃいましたらご相談ください。 |