診療科・部門

診療科

放射線科

RI装置・検査について

RI検査は、どのような検査?

RI検査は、核医学検査または、アイソトープ検査とも呼ばれています。放射性医薬品(微量なガンマ線を放出する薬剤)を投与して、体内から放出されるガンマ線をガンマカメラという装置で撮影します。放射性医薬品には、脳、心臓、骨などさまざまな臓器、組織に集まる種類の薬剤があり、その分布などを画像にします。

RI検査でわかることは?

臓器、組織の分布を画像にすることで形態だけではなく、放射性医薬品の集まる量や時間による変化をみることで、機能や代謝を調べることができます。

甲状腺シンチグラフィ

甲状腺に集まる薬剤を注射します。20分後より約10~20分間撮影を行い甲状腺の形や大きさを調べます。また、注射した薬剤がどれくらい甲状腺に集まったか計測することで、甲状腺の機能を知ることが出来ます。バセドウ病など甲状腺機能亢進症や、無痛性甲状腺炎などの診断に役立ちます。

骨シンチグラフィ

骨に集まる薬剤を注射し、2~3時間後に約40分程かけて撮影します。CTを一緒に撮影することで、3D画像や重ね合わせ画像を作成しより細かな位置の同定ができます。悪性腫瘍の骨転移検索や、骨折や炎症の診断などに役立ちます。

脳血流シンチグラフィ

脳に集まる薬剤を注射し15分待ってから約30分間撮影します。脳の血流を調べます。脳血管障害における領域の診断や、血流低下の部位を調べることで変性疾患や認知症の診断に役立ちます。

負荷心筋シンチグラフィ

心臓に集まる薬剤を注射し、運動(又は薬剤)による心臓に負担をかけた状態の撮影と、3時間後の安静な状態の2回撮影を行います。血流の低下部位を調べることで、狭心症や心筋梗塞の診断に役立ちます。

その他にもいろいろな検査を行っています。
RI検査は、CTやMRI検査と比べると比較的に検査時間が長くかかります。また、検査によって必要な時間や食事制限の有無が変わりますので、予約時に確認してください。
RI検査に使用する薬剤は、その当日にしか使用できないため検査予約にあわせて準備します。万が一検査を中止される場合は、前日までに連絡をお願い致します。

ページの先頭へ