岐阜赤十字病院
妊娠糖尿病外来

岐阜赤十字病院 妊娠糖尿病外来

岐阜赤十字病院妊娠糖尿病外来は、妊娠糖尿病と診断された妊婦さん、糖代謝異常の疑いがある妊婦さん、これから妊娠を希望されており何らかの理由で糖代謝に不安を抱える方などへ、適切な検査と最適な治療を提示し、生活のなかでのさまざまな工夫についても相談ができる専門外来です。また妊娠糖尿病を持ちながら無事に出産された方の定期的な経過観察も行っております。

ごあいさつ

糖尿病外来 医師 
川地 慎一

妊娠糖尿病をはじめとする糖代謝のアンバランスのために、子宮内における胎児の栄養に偏りが生じる可能性があること、出産のときに新生児に何らかの影響が出る可能性があること、出産後数年間が経過してお母さんが2型糖尿病になってしまう可能性があること、などが近年多くの研究で明らかとなってきました。また、これらは適切な治療により回避できる可能性も報告されております。
しかし、多くのウェブサイトでは情報が氾濫しており、一般の方々が正しい情報を得るのは難しいと思います。妊娠されている方は、妊娠中という事だけでも不安を感じやすい状況となっており、さらに何も症状がないのに妊娠糖尿病などの病名を告げられ、誰に相談するといいのかすら分からずに困っておられることと察します。
私は、2003年に日本糖尿病・妊娠学会に入会以降、岐阜大学医学部附属病院糖尿病代謝内科において妊娠糖尿病外来を専任として担当し、2015年より岐阜赤十字病院に異動して引続き妊娠糖尿病外来を担当しております。これまでの約20年間に1,000人を優に超える妊婦さんに関わってきました。また岐阜市産科婦人科医会の方々とは講演会などの開催を通じて一緒に勉強をしてまいりました。
常に最新の医学を習得し、来院された方のこころの負担が少しでも軽くなるように配慮しながら、安心に出産を迎えられるようにと、多くの医療スタッフとともに日々の臨床を行っております。

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