岐阜赤十字病院
看護部

認定看護管理者・認定看護師の紹介

日本看護協会は、国民へ質の高い医療の提供を目的に、資格認定制度を定めています。この資格は、日本看護協会が行う看護師認定審査に合格し、特定分野において、熟練した看護技術や知識を用いて、水準の高い看護管理や看護実践のできる者に与えられるものです。

現在当院には、1名の専門看護師・10領域12名の認定看護師・2名の特定行為研修修了者・5名の認定看護管理者がいます。
以下に当院の専門看護師・認定看護師・特定行為研修修了者・認定看護管理者の紹介をします。

慢性疾患看護専門看護師

久松 香 氏名 久松 香
取得 2020年取得
メッセージ 慢性疾患看護専門看護師とは、入院や外来・地域において慢性疾患を抱える患者さんやそのご家族との関わりの中で効果的なケアを提供し、自己管理や在宅療養を支援する看護師のことです。近年、糖尿病などの慢性疾患をもつ人々の増加とともに、合併症や併発疾患を抱える患者さんも多くなっており、ケアや治療は、複雑化することもあります。専門看護師として、患者さんが病いに左右されることなく自分らしい生活を送れるよう、支援していきたいと思います。

感染管理認定看護師

宇野 太志 氏名 宇野 太志
取得 2012年取得(2022年更新)
メッセージ 感染管理認定看護師の活動は、感染に関する専門的知識を活用し、患者様やご家族の方が安心して入院生活が送られるよう、感染制御チームと共に感染症発生状況や抗菌剤使用状況の把握を行ない、対策を協議し感染予防対策を実施することです。
具体的には院内感染サーベイランスデータをもとにした病棟ラウンド、アウトブレイク時の感染拡大防止と指導、ICTニュースの発行や感染対策研修会をとおしての職員教育・啓発、院内感染対策マニュアルの整備等です。認定看護師は、多職種により構成されたチームの一員として活動できること、専門的立場から根拠のある看護を提供できることが大きな強みです。
多職種とのチーム活動を積極的に推進し、職員が根拠に基づいた感染対策を実践できるよう自己研鑽をしていきたいと思います。

皮膚・排泄ケア認定看護師

西垣 亜衣子 氏名 西垣 亜衣子
取得 2007年取得(2022年更新)
メッセージ 皮膚・排泄ケア認定看護師は、「創傷」「ストーマ(人工肛門・人工膀胱)」「失禁」の分野を専門としています。入院中の患者さまの褥瘡予防対策や早期治療のためのケア、皮膚にトラブルを起しやすい方へのスキンケア、ストーマケアなどに携わっています。
ストーマケアでは、入院中の関りだけではなく、退院後には「ストーマ外来」で日常生活の相談や皮膚障害の予防ケアなども行っています。また、スタッフへの指導・相談を通して、院内全体の看護の質向上を目指し活動しています。
今後も患者さまにより良いケアを提供できるよう活動していきたいと思います。

がん化学療法看護認定看護師

植村 明美 氏名 植村 明美
取得 2016年取得(2021年更新)
メッセージ 近年、がん化学療法治療薬の発展が目覚ましく、より効果のある薬剤が日々開発されている一方、副作用も多岐にわたり、生活に影響を及ぼす場合もあります。がん化学療法看護認定看護師は、患者さん一人ひとりのライフプランに添い、予定された化学療法治療が、安全・安楽・確実に行えるように支援する役割があります。治療を継続しながらも、その人らしい社会生活を送ることができるように、その方の強みを生かし、支援を行っていきたいと思います。日々の患者さんとの関わりの中で、常に学ぶ姿勢を忘れず、先輩や他職種チームとの連携を大切にしながら日々努力していきたいと思います。

摂食・嚥下障害看護認定看護師

坂 啓子 氏名 坂 啓子
取得 2010年取得(2020年更新)
メッセージ 摂食・嚥下障害看護認定看護師は、患者様やご家族の「口から食べたい、食べさせてあげたい」という思いや食べる楽しみを取り戻していただくため、摂食嚥下障害のある患者様に対して、他職種と協力してその方に合った食形態や食べ方、リハビリの方法などを検討し実施しています。
また、看護スタッフとも知識・技術を共有し、より安全に経口摂取をすすめられるように活動を行いたいと思っています。

糖尿病看護認定看護師

高橋 優子 氏名 高橋 優子
取得 2012年取得(2022年更新)
メッセージ 糖尿病患者は増加しており、糖尿病専門部門だけでなく、外来、入院病棟すべての部署において糖尿病看護の質の向上が必要とされています。当院では,糖尿病療養指導士の資格を持つ看護師や薬剤師、検査技師、理学療法士、栄養士と医師などからなる糖尿病療養支援チームがあり、外来療養指導や糖尿病教室、健康生活セミナーなどの活動を行っています。その中で看護師は、一番患者さんにとって最も身近な存在です。
患者様を糖尿病と共に生き、生活を営む人として理解し、その人らしいより良い生活が送れるよう支援していきたいと思っています。
久松 香 氏名 久松 香
取得 2013年取得(2023年更新)
メッセージ 糖尿病看護認定看護師の役割は、糖尿病を持ちながら生活する患者さんの合併症の進行予防のため、よりよい療養生活などについて患者さんやその家族と共に考え、患者さんの生活の質を維持、支援することにあります。
糖尿病の治療は生涯に渡り、療養行動を継続することが重要となります。患者さんが自分らしい健やかな生活のために、自らの病いについて考え、自ら治療方針に関して医療者と共に選択し、自ら治療に向かって行動・継続できるように、関わりの中では患者さんの言葉一つ一つを大切に支援したいと思います。

緩和ケア認定看護師

多田 里美 氏名 多田 里美
取得 2013年取得(2023年更新)
メッセージ 緩和ケアは、生命を脅かす疾患と診断された時から始まるケアで、さまざまな苦痛を抱えた患者さんとご家族が、その人らしく過ごせるように支援することを目標としています。
患者さんとご家族が、入院中だけでなく、外来通院中の在宅療養においても緩和ケアが受けられるように、看護師間で知識や技術を共有し、多職種チームで協働していきたいと思います。

手術看護認定看護師

小森 美弥子 氏名 小森 美弥子
取得 2014年取得(2019年更新)
メッセージ 当院手術室では手術を受けられる患者さんの安全・安楽を最優先し、心理面に配慮した温かい関わりを心がけています。また手術中の状態は手術後の回復に影響を及ぼすため、医師や他部署との連携を図りながら、患者さんの個別性に応じた手術環境の提供や合併症の予防などを行っています。
認定看護師として患者さんとご家族の立場に立ち、少しでも安心して手術が受けていただけるように、スタッフ教育・業務改善などにも取り組み、質の高い手術看護を提供したいと思います。

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師

吉岡 苗実 氏名 吉岡 苗実
取得 2014年取得(2019年更新)
メッセージ 脳卒中は意識障害や麻痺、高次脳機能障害等の後遺症を残すことが多く、発症により患者さんやご家族のライフスタイルを大きく左右する可能性があります。脳卒中を発症した時から患者さんの持てる力を最大限に活用し、多職種と連携を図りながら、早期よりリハビリテーションを行い、どのような障害を持っていてもその人らしく人生が送れることを目指した援助を行います。
また、脳卒中の予防や再発予防のための健康管理が継続できるように支援していきたいと思います。

がん性疼痛看護認定看護師

nintei17.jpg 氏名 北原 多恵
取得 2015年取得(2021年更新)
メッセージ がん性疼痛はがん自体が原因となる痛み、がん治療による痛み、もともと有していた疾患などによるがんとは直接関係のない痛みを含む、がん患者さんが体験するすべての痛みを指します。抱えている痛みは何か、痛みが患者さんと家族にどのような影響を与えているかを理解し、生活の質の維持・向上を目指すのががん性疼痛看護認定看護師の役割です。また薬剤の適切な使用と効果の評価ができるよう、他職種と連携をとりながら活動していきます。

がんと闘いがんと共に生きる患者さん一人ひとりの価値観を大切にしながら、つらい痛みが軽減するような看護を提供したいです。

認知症看護認定看護師

藤原 美樹 氏名 藤原 美樹
取得 2016年取得(2021年更新)
メッセージ 認知症ケアでは、認知症であっても変わらない本質に着眼し、"その人"の視点に立ち、もてる力を引き出すことが必要となります。急性期病院では、治療により疾患の早期回復を図るとともに、急な環境変化や治療による苦痛などで認知症状の進行を防ぐことが求められます。未熟者ですが、患者様、ご家族、スタッフ、そして地域の方々と協力しながら、少しでも認知症と共に生きている方の力になることができるよう努めたいと思います。
横山 直子 氏名 横山 直子
取得 2018年取得(2023年更新)
メッセージ 認知症ケアにおいて、人との交流が大切であると言われています。様々な要因や背景が影響し合って起こる症状や行動を予防・緩和できるよう、認知症の方の視点でその方の想いに向き合っていきたいと思います。2018年4月から認知症サポートチームの活動も始まりました。多職種と協働しながら、疾患の治療と共に、その方の持てる力に働きかけられるよう、患者様、ご家族、スタッフ、そして、地域の方々のご協力をいただきながら活動していきます。どうぞ、よろしくお願いします。

特定行為研修修了者(血糖コントロールに係る薬剤投与関連)

久松 香 氏名 久松 香
取得 2020年取得
メッセージ 特定行為研修修了者とは、所定の研修を修了し、医師の管理のもと、インスリンの投与量の調整を行うことができる看護師です。様々な疾患の治療のため、インスリン治療を行っている患者さんの血糖コントロールにおいて、多職種と協働し、状態に合わせたタイムリーな医療を提供することができます。患者さんが入院、外来において、より一層安心して治療を受けられるよう活動してまいります。

認定看護管理者

大西 浩子 氏名 大西 浩子
取得 2015年取得(2020年更新)
メッセージ 超少子高齢社会においては、自助(一人ひとりが自立し)と互助(互いに助け合い自立支援できること)の力を高めていくことが大切であると考えています。
看護管理者として、多様なヘルスケアニーズを持つ個人、家族および地域で暮らす人々の自助と互助の向上をめざし質の高い医療・看護サービスが提供できるよう、実践現場の環境整備や職員がやりがいをもって働き続けられる組織づくりに向けて、日々、自己研鑽してまいります。
柳原 直美 氏名 柳原 直美
取得 2018年取得(2023年更新)
メッセージ 岐阜赤十字病院の目標である「患者さんが受診してよかったと思える病院」「職員が勤めてよかったと思える病院」「地域社会が在ってよかったと思える病院」を目指し、地域包括ケアシステムを担う一員として地域貢献して行きたいと思います。また社会の変化に対応でき、時代に即した看護管理者になれるよう、微力ではありますが、地域の医療機関をはじめ、地域の皆様に貢献できるよう、学びの姿勢を忘れることなく努力していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
齋藤 理恵 氏名 齋藤 理恵
取得 2019年取得
メッセージ 認定看護管理者の役割の一つに、「患者・家族や地域住民に対し、より質の高いサービスを提供できるよう、組織の課題を明らかにし、組織全体のサービス提供体制の向上に取り組む」とあります。人生100年時代の到来と言われ、地域や利用者の方にとって、更に職員にとっても価値のある病院となるよう組織的に取り組んでいきたいと考えます。まだまだ未熟ものですが、皆様と一緒に組織や看護の発展に貢献できるよう努めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
nintei24.jpg 氏名 竹林 悦子
取得 2020年取得
メッセージ 2020年は新型コロナ感染症の影響で、医療・看護だけではなく日常生活が一変しました。このような激動する社会に対応し、患者様やご家族の方、また地域住民の方々の命と健康を守るため、赤十字組織・病院として課題を明らかにし、取り組んでいきたいと考えます。まだまだ微力ですが、信頼される組織となるよう貢献できたらと思います。どうぞよろしくお願いします。
市成 美穂 氏名 市成 美穂
取得 2020年取得
メッセージ 感染症の蔓延に脅かされ、これまでとは違う社会を経験したことにより、地域住民の方々から当院に寄せられる期待を痛感し、果たすべき役割について考えさせられました。どのような状況下にあっても、地域や当院で関わる人たちを大切にし、より質の高い看護サービスを提供するために、前向きに進んでいきたいと思います。まだまだ未熟で足りないところばかりですが、様々なご意見に耳を傾け、学びを深めていきたいと思います。

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