日本赤十字社の事業
平成23年度院内災害対策訓練
平成23年12月10日(土)に岐阜赤十字病院院内災害対策訓練を実施しました。
本年3月11日午後2時46分、三陸沖を震源に国内観測史上最大のM9.0の地震が発生しました。
その東日本大震災では津波・火災・原発事故などにより広範囲で甚大な被害があり、当院がある東海地方も「東海地震」「東南海地震」が想定されており、有事の際は岐阜地域災害拠点病院及び赤十字職員としての任務を果たすため、火災時対応訓練を含めた災害救護訓練を行いました。
当院では石巻赤十字病院作成のDVD「東日本大震災・初動の記録」を見て、災害時における基本的な体制つくりを整備することとしました。
それにより職員には前もって災害救護研修を実施し、新たに整備した部分を周知しました。
今回の訓練の目標は「初動時対応の確認」とし、平日昼間に東海沖を震源とするM8.0直下型地震で岐阜地方は震度6の揺れを観測し、病院近郊の岐阜市内は家屋の倒壊等による被害が発生し、多数の傷病者が病院に搬送されるという想定のもとに行われました。
今回の訓練は参加する職員には日程と持ち場のみを知らせるだけで、マニュアルや想定などは説明されずに実施しました。
実際に起こりうる災害時に災害救護研修で学んだことがどれだけ実行できるかが問われましたが、どの参加者も真剣そのもので医療者として出来ることを精一杯行っていました。
訓練終了後炊き出し訓練の非常食のカレーを試食し各チームで訓練の中で浮き彫りになった問題点や今後の課題などを話し合い、成果も出て有意義に終了した。
災害対策訓練の様子
病院対策本部
現場統括本部
トリアージエリア
重症(赤)エリア
中症(黄)エリア
軽症(緑)エリア