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栄養課

食事の種類

低残渣食について

低残渣食とは、胃腸に負担をかけないように調整した食事のことです。
日常の食事で胃腸にもっとも負担をかける成分は食物繊維で、それを制限し負担をかけやすい脂肪の多い物・刺激の強い物・極端に冷たい物などを控えます。
適用される疾患は、吸収不良症候群・クローン病・潰瘍性大腸炎などがあります。また、腸切除や胃腸の疾患などによって腸に炎症が起きている場合や、腹部の手術前など胃腸の内容物を減らす時にも必要な場合があります。

吸収不良症候群 食事から摂った栄養素(特に脂肪)の消化吸収が阻害された病態を指し、障害の程度や持続期間によって栄養障害をきたすこともあります。
クローン病 小腸・大腸を中心とする消化管に炎症を起こし、びらんや潰瘍を生じる慢性疾患です。症状は腹痛・下痢・下血・体重減少・発熱などで、20代に最も多く発症し日本では比較的少ない疾患ですが、最近患者数が増えています。
潰瘍性大腸炎 大腸粘膜が炎症を起こし、びらんや潰瘍を生じる慢性疾患です。症状は粘血便・下痢・腹痛などで、20~30代に多く発症します。
  • 疾患の状態によっては特別な食事療法を必要としない場合もあります。
  • 食事療法の進め方や制限しなければいけない食品・調理方法などは患者様個人によって異なります。詳しくは主治医・管理栄養士にお尋ねください。

低残渣食の献立例

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  • ごはん
  • ささみと野菜の炒め物
  • 里いもの煮付
  • カリフラワーとエビのサラダ
  • おろしりんご

献立のトータル栄養価(1人分:ごはん普通盛の場合)

エネルギー(kcal) 639 たんぱく質(g) 24.8
食塩相当量(g) 2.4 脂質(g) 9.5
食物繊維(g) 5.0 炭水化物(g) 108.8
ささみと野菜の炒め物

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肉は、脂質の少ない鶏ささみを使用しています。脂質を抑えることで、胃腸への負担を軽くすることが出来ます。ささみはパサつきやすい食材ですが、かたくり粉でトロミを付けることで、食べ易くなります。葉物野菜は、食物線維の多い茎や芯の部分を取り除き、葉先だけを使います。

材料(2人分)
  • 鶏ささみ・・・・120g
  • はくさい・・・・140g
  • にんじん・・・・40g
  • 油・・・・・・・・6g
  • オイスターソース・・小さじ2/3
  • しょうゆ・・・・小さじ2
  • 料理酒・・・・大さじ1と1/3
  • かたくり粉・・・・小さじ2
作り方
  1. 白菜は、芯を取り除き、葉先を2~3cmのざく切りにします。
  2. 人参は皮をむき、厚さ3mmのいちょう切りにします。
  3. ささみは筋を取り、一口大にカットします。
  4. ささみに料理酒、塩を振り下味を付けます。
  5. フライパンに油を薄くひき、人参、白菜の順に炒めたら、皿に取っておきます。
  6. そのフライパンでささみを炒め、ささみに火が通ったら人参と白菜を戻し、醤油とオイスターソースを加えて炒めます。
  7. 水溶きかたくり粉を加え、トロミが付いたら出来上がりです。
一口メモ
  • ささみは、斜めの一口大に切ると、火が通りやすくなります。
  • 白菜の葉先は火が通りやすいので、人参から先に炒め、白菜は後から加えます。
  • 水溶きかたくり粉(かたくり粉 小さじ1:水 小さじ2)は、火を一旦止めてから加え、全体を混ぜ合わせてから火を付けると、ダマになりにくいです。

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