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消化器内科

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

「胃カメラ」の正式名称は「上部消化管内視鏡検査」といいます。 カメラ(内視鏡)を口から(最近は鼻から挿入するところもありますが)食道→胃→十二指腸の中に入れて、先端についている超小型のカメラで中の様子をテレビ画面に映し出して観察するものです。

内視鏡検査の手順

  • 01


    前日の夕食をすませてからは、何も飲んだり食べたりしないで午前中に来院していただきます。
    夜寝る前の薬は服用していただいてもかまいません。
    ただし、糖尿病の薬やインスリン注射は必ず主治医の先生に確認しておいて下さい。
    また、脳梗塞や心臓の病気などで、血栓を作りにくくする薬を内服されている方は、出血が止まりにくくなりますので、前もって中止しておく必要があります。
    必ず主治医の先生に確認しておいて下さい。

  • 02

    最初に胃をきれいにする薬を飲みます。

  • 03

    次に胃の緊張をとる薬を筋肉注射します。
    普通はブスコパンという注射を使いますが、心臓の病気、眼の緑内障及び前立腺肥大のある方には副作用が出る恐れがありますので、別の薬(グルカゴン又はミンクリア)を使います。
    検査の予約の時などにお尋ねしていますが、これらの病気で治療中の方はお知らせ下さい。

  • 04


    内視鏡を飲み込みやすくするためにのどの麻酔をします。
    ベッドの上に仰向けになり、ゼリー状の麻酔薬をのどの奥の方に3分ほどためていただきます。
    3分たったら、吐き出してもらいます。
    麻酔の効き具合によって、直前に麻酔薬のスプレーで麻酔を追加します。

  • 05

    ベッドで、左側を下に横向きになって寝ます。
    マウスピースを口にくわえてもらい、内視鏡を挿入していきます。

  • 06

    検査を開始します。のどを通る時はきついかもしれませんが、医師の指示に従って飲み込みます。通ったら鼻でゆっくり静かに呼吸すると楽に検査を受けることができます。

  • 07


    検査実施時間は平均5~10分で終了します。
    検査中は唾液を飲み込まず口から外へ出します。胃の中に空気を送り胃を膨らませますが、げっぷをこらえていただきます。
    少しでも疑わしい病変がみつかれば、組織の一部を採取し顕微鏡の検査を行います。
    病変によっては、青い液(色素)をかけて凹凸を強調させ、観察しやすくする場合もあります。

  • 08

    検査終了後、口の中をゆすいでもらします。
    のどの麻酔がきいている1時間半ほどの間は、飲んだり食べたりできませんが、その後は特に制限ありません。

  • 09

    その後医師より写真を見ながら結果の説明があります。
    なお検査中も、モニターの画面で胃の中を見ながらご説明いたします。

  • 顕微鏡の検査には、1~2週間をいただきます。
  • 苦手な方や、恐くて仕方がない方には、鎮静剤を静脈注射して、半分眠った状態で行うこともできます。ただし、終了後少なくとも1~2時間は寝ていただく必要があります。
    また、眼が醒めてからも、お車の運転は非常に危険ですので、避けていただいております。

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