お知らせ
『第38回岐阜赤十字病院市民公開講座』を開催しました。
最新情報 2024.12.17
令和6年12月7日(土)に『第38回市民公開講座』を開催しました。
市民公開講座は、地域住民の方々を対象に、疾患や治療、健康などについて広く理解いただくことを目的として年2回開催しております。今回は『血圧』をテーマとし、会場には多くの地域住民の方々や患者さんが来場されました。
第1部は、河野理沙管理栄養士による、『基本の減塩食事療法について』と題した講演を行いました。塩分の摂り過ぎによる血圧上昇のリスクや、普段食べている食事に含まれる塩分量について説明しました。特に麺類やスープ類、外食や惣菜、加工食品には塩分が多く含まれており、1日に摂る食材や調味料との組み合わせを意識することにより塩分の摂取量を調整できるとのことです。公演中の会場内は終始和やかな雰囲気で、来場者からは食事の際に塩分のことを考えて摂りたいとの感想がありました。
第2部は、長島副院長・循環器内科部長による、『心不全と高血圧』と題した講演を行いました。心不全の定義や原因、疾患について紹介する中で、高血圧により血液の循環が滞り、心不全による身体機能の低下に繋がると説明しました。また、心不全の予防や治療方法についても説明があり、多くの来場者が興味深く講演を聴きました。質疑応答では、自身や家族の症状、循環器疾患にかかる検査結果のとらえかたなどの質問があり、長島副院長は分かりやすく回答していました。
今後とも職員一同、安心・安全な医療の提供に全力を尽くしてまいりますのでよろしくお願い申し上げます。
『基本の減塩療法』について説明をする河野管理栄養士
『心不全と高血圧』について説明する長島副院長・循環器内科部長
多くの地域住民の方々や患者さんが来場されました