岐阜赤十字病院
卒後臨床研修医

先輩研修医の軌跡

研修医日記

第24話

臨床研修の5ヶ月が経って 天野 裕樹

今月で研修を始めて5ヶ月が経とうとしています。始めの3~4ヶ月は仕事に慣れるのに精一杯で周りがあまり見えていなかったような気がします。
内科では様々な患者さんを診せていただきました。患者さんの訴えを聞いて鑑別し検査をして治療方針を立てるという基本的なことですが、非常に奥が深いことを体験しました。
知識が不足していて調べるとまた分からないことが出てきて調べるということの繰り返しですが、実際の現場に出てみて患者さんに何らかの形で還元できたときには何事にも変えがたい充実感があります。また、多くの先生方に分かりやすく教えていただきました。
現在外科を研修させて頂いています。外科では様々な手技をやらしていただきました。しかし、指導医の先生方が簡単にやっているようなことでも自分がやってみるとできない、または難しいということがたくさんありました。それでも少しずつですが出来てくると不思議と楽しくなってきます。
まだまだ勉強中ですが少しずつでも何かを身につけていこうと思っています。また、先生方をはじめ周りのスタッフにも支えていただき本当に感謝しています。

diary-24-1.jpg

臨床研修の半年が過ぎて 村松 亜紀人

今年の春からここ岐阜赤十字病院にて研修をさせていただき、はや半年になろうとしています。これまでの研修では、外科、救急外来などをバランスよく経験させていただきました。
外科では縫合・抜糸・気管挿管などの基本的な手技を経験させていただきました。先輩の先生方なら当たり前のようにやれることも、私がやろうとするとなかなかうまくいかず四苦八苦する日々でした。
外科は朝早くから夜遅くまで仕事がある上に緊急手術も多く、忙しい日々でした。また手術では少しのミスが後遺症につながり場合によっては命にかかわることもあるため、緊張感のある現場を経験できました。
救急外来では、ある症状に対して鑑別診断の想定の上、診察をして必要な検査を行い治療をするという医療の一般的な流れを初診から経験できる貴重な研修です。学生時代には基本的に疾患単位で勉強するため症状から鑑別診断をあげるのは難しかったのですが、指導医に相談し、指示をいただきながら少しずつ上達しています。
これまでを振り返ると、はじめは知識・経験の不足で一人では何もできませんでしたが、指導医をはじめ看護師さんや技師さんなどのスタッフに温かく支えていただいてこれまで無事に研修をすることができました。研修医の2年間にできる限りの多くのことを学び、一人前の医師になれるよう努力を続けていきたいと思います。

diary-24-2.jpg

ページの先頭へ