岐阜赤十字病院
卒後臨床研修医

先輩研修医の軌跡

研修医日記

第3話

揖斐郡北西部地域医療センター(山びこの郷)実習レポート 吉眞 孝

〇経験した内容

  • 外来診察(藤橋診療所/久瀬診療所/上久保診療所)・訪問診察
  • 訪問看護 ・調剤実習 ・待合実習 ・揖斐病院の回診 ・デイ体験
  • 担当患者宅訪問診療 ・担当患者レポート/プレゼンテーション
  • 在宅(独居)で亡くなられた場面への立会い ect...
  • 各種勉強会(咽頭痛、ACCCC、高齢者総合評価、高血圧、尿失禁、
    高血圧緊急症、腰痛、文献検索などの方法、EBM)

〇議論・自己学習したトピックス

  • 担当患者の高齢者総合評価
  • 外来の問診
  • 2次性高血圧の鑑別
  • 高血圧緊急症
  • 咽頭痛

○印象に残った出来事や気づいた点

  1. 自分の外来を振り返ったとき、患者様の身体・疾患ばかり考えて背景を考えていなかったことに気づかされた。
  2. デイの送迎や訪問診療などで大雪の中スコップでかき分けながら道を進んで患者宅まで行った時の事がとても印象に残っている。このような状況の時は患者さんは外へ出られなくなるので、こちらから行くことがますます重要になると実感できた。
  3. 上腹部痛の患者様を病歴と所見から胃潰瘍の可能性が高いと判断して、治療に入ったケースを経験した。EBMの実践例として印象に残った。

〇評価できる点

  1. 地域で包括的に患者様を見ていく仕組みを見ることができ、高齢 者総合評価ができた。
  2. 従来の病院でやっていた疾病中心の見方から、ここで学んだ患者様中心の見方に視点を移すこともできるようになった。

〇反省した点

まだ小児や高度痴呆患者などではその対応に戸惑ってしまう。いろんな経験を今後つんでいきたい。

〇全体を通じての感想

上記のように多くの事を学ぶことができました。実習内容は満足のいくもので、今後に生かせる事が多かったのではないかなと思います。ただし、今冬は各地で記録的な大雪ですが、久瀬村でも大変雪が多く外に出られない状態が続き大変不自由な暮らしを強いられました。
そんな状況の中、高齢者を自宅まで送迎する等の実習は過酷でした。とても印象深い実習でした。

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施設内の風景
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