岐阜赤十字病院
卒後臨床研修医

先輩研修医の軌跡

研修医日記

第39話

秋田日赤救急科研修を終えて 川村 清子

10/1~10/26の4週間、秋田日赤救急科で研修して参りました。
前回、精神科研修をとても楽しみにしていたと書きましたが、それと逆で、数か月前から不安でたまらなったのがこの救急科研修でした。その気持ちを反映するかの様に、移動日は台風で大荒れの天気であり、予定の飛行機は欠航となり、早朝、新幹線を乗り継いで秋田に向かう事となりました。
始まってみると、確かに開始数日や初回の当直は嵐の如くの忙しさでした。3次救急という未知の世界であり、当初はとにかく慣れないと、どんどん患者を診て外来をまわしていかないと、という思いが強く、やや焦って診療していたところもありました。色々と反省すべき点も見つかり、自分の診療行為を見つめなおす良い機会にはなったのかなと考えます。多くのスタッフに支えて頂き、先生方より厚くご指導いただいたおかげで、研修後半は比較的余裕を持って診療に臨めた様に感じております。特に、同クールで研修していた研修医の先生には、電子カルテの使い方から細かい病院ローカルルールまで、何でも教えてもらい、彼がいなかったら精神的に結構つらかったと思うほど、非常に心強い存在でした。
症例も、高エネルギー外傷やACS等の、如何にもといった症例から、普段多く目にするcommon diseaseまで、多彩な症例を経験する事ができました。幸い、ドクターヘリの搭乗機会も多く、1日4回要請があった事もありました。搭乗時は毎回かなり緊張しましたが、雲海をヘリで突っ切って行くのは非常に爽快感があり、感動もひとしおでした。現地研修医・先生方にご飯や飲み会もたくさん誘って頂き、観光もでき、終わってみると、予想よりもずっと楽しく、充実していた4週間でした。秋田との良い関係が今後も続いていくよう、来年度の研修医の皆さんも、是非一生懸命研修してきてくれればと思います。貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。

秋田赤十字病院救急研修

互助会旅行に参加して 太田 徹

10月に互助会主催の職員旅行に行ってまいりました。旅行の事はすっかり忘れていましたが、前日に木崎さんから「旅行のあとで飲み会は大丈夫ですか」と連絡を頂きとても助かりました。しおりを失くしてしまい集合がかなり心配でしたが、寮の近くにバスが停車しており無事参加する事が出来ました。京都で舞妓さんとお食事をするのだと思っていたのですが、目を覚ますとバスは何もない原っぱのような所に停車していました。違うバスに乗ってしまったのかと思いましたが、関谷さんをみつけてとりあえず安心しました。有名なお菓子屋さんに寄り道したとのことで、バームクーヘンをいただきました。次に京都に向かい、舞妓さんにお酌してもらいながらご馳走をいただくというぜいたくな時間を過ごさせていただきました。最後に知恩院に向かいました。知恩院は学生時代のミッドナイト念仏in御忌以来で昼は初めてでしたが、ラーメン屋をはしごしたところで自由時間は終わってしまい残念でした。帰りもほぼ予定通りに到着し、無事木崎さんとも合流できました。楽しい一日を過ごすことができました。ありがとうございました。

整形外科研修

研修8カ月を終えて 鷲崎 知美

研修がはじまってからはやくも8か月が経ちました。私ははじめの半年間内科を研修させて頂き10月から外科系の研修がはじまりました。麻酔科、外科をまわらせていただいたのですが、内科のときよりも気管挿管や動脈穿刺などの手技をさせていただく機会が多くなりました。教科書でやり方を確認したり先生方がされているのを見てから、自分がさせて頂くのですが、思っている以上にどの手技も難しく、できないのが悔しいなと思うことが多いです。それでも先生方や看護師さんたちができるまで待ってくださったり、アドバイスをしていただいて、できることが多くなってきたことを嬉しく思っています。
また、週に2回採血をさせていただく機会をいただいているのですが、「前よりもはやくできるようになったね。」、「上手になったね。痛くなかったよ。」と、看護師さんや、患者さんから声をかけていただくことがありました。周りの方が暖かく見守っていただけるおかげで、充実した研修を送れているのだと実感しました。さらに知識や手技を身につけて、上級医の先生方のような医師になれるように励みたいと思います。

麻酔科研修

研修の半年を終えて 山室 周子

岐阜日赤病院で研修を始めてから半年以上が経ちました。内科系から研修を始め、外科系の研修が始まり、今現在外科を終え、今後整形外科・泌尿器科研修を控えているところです。
外科系の患者さんに対する侵襲性のある手技には、大変緊張し、怖さも感じました。命を扱う仕事であると身を以て感じました。今まで、患者さんの人格との関わり合いである印象が強かったのですが、外科系に入り、'人体'と向き合う機会がよりいっそう増えたように思います。見慣れない・手馴れないことばかりで冷汗をかくことが多いですが、意識とは無関係に生命を保とうとする人体を目の当たりにすることは、神秘的でもあり、医師という職業の重要性を感じさせてくれるものです。
技術や知識が未熟であるにも関わらず、経験を積ませて下さる先生方、コメディカルの方々には日々大変お世話になっております。この貴重な学びの時間を無駄にしないよう今後も精進してまいります。

外科研修

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