岐阜赤十字病院
卒後臨床研修医

先輩研修医の軌跡

研修医日記

第41話

院外研修が始まって 太田 徹

2年次から院外研修が始まりました。5月は岐阜大学精神科、6月は長良医療センター産科、7月は地域医研修として小牧内科クリニックと高木医院で研修をさせて戴きました。精神科ではうつ病、統合失調症からパーソナリティ障害、性同一性障害、認知症まで多岐にわたる疾患を学ぶことができました。初めての院外研修でしたが、川村B先生をはじめ顔なじみの先生方も多く、また同期の研修医もいたため楽しく研修できました。産科では、患者さんの病識の高さに圧倒されました。無事にお産を終えた家族はとても幸せそうで赤ちゃんもかわいかったですが、やむを得ず中絶を選択する事もあり、赤ちゃんを綺麗に取り出せずに涙を流しなら処置される先生方の姿は印象に残りました。地域では訪問診療や老健、特養などで患者さんの実際の生活を実感する事ができ、より明確に退院後の生活のイメージが出来るようになりました。来月からは県外での実習が始まります。貴重な機会を戴いたのでしっかりと勉強してまいります。

秋田赤十字病院で救急研修を経験して 鷲崎 知美

後輩の1年目の子が入ってきて、はやくも研修医2年目の半分が過ぎようとしています。2年目になり、初めて岐阜赤十字病院以外での研修をさせていただきました。私は7月に1カ月間、秋田赤十字病院での救急研修に行かせていただきました。秋田赤十字病院は三次救急まで行っており、交通事故などの外傷やくも膜下出血などの重傷な患者さんが救急に受診されました。岐阜赤十字病院での当直や休日の日直でもあまり出会わない症例を診ることができました。日中の救急外来でもたくさんの患者さんが受診されており、これほど多くの患者さんを診るのははじめての経験でした。大変不慣れで迷惑をかけたところが多々あったと思いますが、秋田赤十字病院の先生方やスタッフの方々に沢山教えて頂ける機会をいただけたと感じております。またドクターヘリにも同乗させていただき、とても貴重な経験をさせていただきました。秋田での経験をこれからの研修にも活かしていきたいです。

研修2年目が始まって 山室 周子

研修2年目が始まり、早くも4か月が経ちました。1年次の時は一日一日が初めてのことばかりで、目の前のことに向き合うことで精いっぱいでしたが、最近になりやっと自分のしたいことについて意識を向けることができるようになりました。また、1年次ではまんべんなく多くの科をローテーションし、思いがけず興味深いことや楽しさを見つけることもありましたが、2年次では研修の科をほとんど自由に選択できるため、より自主性を持って研修に取り組み、これまでとは違ったやりがいを感じています。二年目が終われば、研修医という名目はなくなり、より責任のある立場になります。そのことを考え、上級医の先生方がどのように日々医療を行っているのかをしっかり学び、常に自分だったらどのように対応できるかと置き換えながら、主体性を持って今後も研修に取り組みたいと思います。

初期研修を5か月終えて 五島 隆之介

研修医として、また一人の社会人として当初はなかなか生活に慣れず、悩んだ時期もありましたが、優しく指導してくださる上級医の先生方、看護師さん、薬剤師さん、検査技師さんとその他大勢の医療関係者、事務の方々の支えもあり、現在は研修が楽しくて仕方がありません。上級医の先生方にはたくさん症例を経験させていただいたり、進んで手技をやらせていただいたりしています。患者さんも、まだ新米で頼りない私ですが、普段抱えていらっしゃるお悩みを信頼して打ち明けていただいています。そうした色々な経験や患者さんとの関わりが医師としてのスキルアップにつながると思いますし、その様な初期研修をさせていただいていることを感謝しています。初期研修で岐阜赤十字病院を選択して本当に良かったと思っています。今後も何卒よろしくお願いします。

初期研修を5か月終えて 堀 賢一郎

研修医1年目の堀です。まずは医療者としてまだまだ未熟な私を温かく迎えていただいたことに感謝いたしたいと思います。4月より新人研修、内科研修、麻酔科研修と思い起こせば充実した研修でした。新人研修では医師だけでなく、看護師や薬剤師、検査技師、放射線技師の方々からお話をいただき、大変勉強になりました。内科研修では受け持ち患者さんの問診や身体診察を行い、患者さんのアセスメントや治療方針について主治医とディスカッションし、先生方から振り返りをいただきました。時には看護師さんなど他の職種の方から振り返りをいただくこともありました。麻酔科研修では先生方の指導の下、気管挿管や動脈穿刺といった手技を行っています。研修以外にも当院の勉強会やカンファレンスにはできるだけ参加するようにしています。うまくいったことに喜び、うまくいかなかったことに反省する毎日です。少しずつ、でも着実に知識や技能がレベルアップしていくようにこれからの研修を行っていきます。

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