岐阜赤十字病院
卒後臨床研修医

先輩研修医の軌跡

研修医日記

第50話

協力施設での研修を終えて I・K

2年次の院外研修では、山びこの郷(久瀬診療所)、岐阜大学医学部附属病院産婦人科、秋田赤十字病院救急科、高山赤十字病院小児科で研修させていただきました。特に、印象深かった山びこの郷では、地域医療の世界に飛び込み、今までの環境との違いに困惑しながらも充実した研修をすることができました。そこにはCTがなく、レントゲンは自分で撮影し、自分でグラム染色をし、採血結果は翌日にしか出ません。内科や外科など診療科の区別はなく各分野の専門家に頼ることはできず、患者さんのプロブレムすべてに総合診療医のみで対応しなければなりません。しかし、どの患者さんもご家族も本当に満足して笑顔で帰って行かれました。そこの医療者の方々は患者さんを全人的に診る家庭医療のプロフェッショナルだったのです。今までの医療に対する概念が覆された、刺激的な1か月間でした。他の施設でも当院との違いに驚くことは多く、他施設の研修医との交流もあり、当院や自分自身を客観的に見る機会になりました。どこがいいというよりは、役割や考え方の違いなのかなと思います。自分はこれからどう考え、どのような役割を果たしていこうか......と考えさせられました。

協力施設での研修を終えて E・K

研修医として働き始めて2年目となりました。4月は揖斐郡北西部地域医療センターやまびこの郷で地域医療の研修を、5月には秋田赤十字病院で3次救急の研修を、8月は岐阜大学医学部附属病院にて産婦人科の研修を行いました。 揖斐郡北西部地域医療センターやまびこの郷では医療資源の限られた診療所での外来や往診、併設されている老健での回診などを通じて地域医療の実際を経験することが出来ました。 秋田赤十字病院では3次救急ということもあり普段経験できないような症例に多く触れることができ、また、ドクターヘリに同乗し指導医が挿管する傍らFASTを行ったりと1分1秒を争う救命救急を経験することも出来ました。 岐阜大学医学部附属病院の産婦人科では化学療法のルートキープから帝王切開や婦人科手術への参加まで幅広く経験させて頂きました。 1年目とは違い様々な協力施設で研修させて頂きましたがどの施設でも上級医の先生方を始めスタッフの方々には温かく受け入れて頂き感謝しております。まだ協力施設での研修は残っていますがそこでも様々な経験を積ませて頂けるよう積極的に取り組む所存です。

協力施設での研修を終えて R・P

研修医として働き始めて2年目となりました。4月には秋田赤十字病院で3次救急の研修を、5月は小牧内科で地域医療の研修を、6月は岐阜大学医学部附属病院にて産婦人科の研修を、7、8月は各務原病院で精神科の研修をさせていただきました。 秋田赤十字病院では普段の当直では経験できないような3次救急の症例をみることができ自分の未熟さを痛感させられました。 小牧内科では自宅療養されている患者さん達にどのように介入していくかを普段とは違う視点から考える良い機会を頂けました。 岐阜大学医学部附属病院の産婦人科では化学療法のルートキープから帝王切開や婦人科手術への参加まで幅広く経験させて頂きました。 各務原病院では統合失調症やアルコール依存症などの難しい症例を担当させて頂き精神医学の奥深さを少しではありますが経験できました。 協力施設の先生方、スタッフの方々は皆さん快く受け入れてくださり大変感謝しております。この経験を糧に残りの研修医生活をより良い時間にしていきたいと思います。

協力施設での研修を終えて N・S

研修医2年目となり、地域医療研修として5月に小牧内科クリニック、精神科研修として6月に各務原病院、救急科研修として7月に秋田赤十字病院、小児科研修として9月に岐阜市民病院で研修を行ないました。今後は、産婦人科・小児科研修で岐阜大学医学部附属病院、小児科研修として岐阜県総合医療センターで研修予定です。 岐阜赤十字病院以外で研修できることは各々の病院の特色のある症例を経験できる貴重な機会となりました。 特に印象的な出来事としては、秋田赤十字病院にて開胸心マッサージを見学することができ岐阜では経験できない症例でした。 私は1年のうち7ヶ月協力施設での研修となるため岐阜赤十字病院で研修する期間は短いですが今後とも御指導のほどよろしくお願いします。

5ヶ月を終えて O・Y

ここ岐阜赤十字病院で初期臨床研修を始め5ヶ月が経ちました。とても早く感じた5ヶ月でした。たった5ヶ月とは思いますが、学生時代での座学や実習では経験できなかったことを多く経験することができ、新たな人生をスタートできたことを少しながら実感し、身が引き締まる思いです。医師としてフレッシュな状態であるこの2年間の初期研修が今後の自分の在り方に大きく関わってくると考え、症例や手技、患者さんや医療関係者との関わりなどを1つ1つ丁寧に学んでいきたいと思っております。至らぬ点が多々あるかと思いますが、今後とも宜しくお願い申し上げます。

5ヶ月を終えて K・M

岐阜赤十字病院で研修医として働き始めてから、早いもので5ヶ月が経過しました。 呼吸器・循環器・腎臓内科から初期研修がスタートし、甲状腺・糖尿病内科と総合内科を経て今は救急科ローテを回っております。ルートの取り方から病棟管理まで、何もかも分からなかった4月当初と比較すれば出来ることは増えましたが、自分の知識不足・技術不足を痛感する瞬間はそれ以上に増えました。ご迷惑をおかけすることも多々ありますが、これ以上無いほど温かく指導してくださる上級医の先生方や看護師さん等コメディカルの方々には、日々感謝してもしきれません。 病院職員として日々の診療のお役に立てるよう努力し、積極的に行動していきます。今後ともよろしくお願いいたします。

5ヶ月を終えて Y・T

4月から始まった研修は5ヶ月間が過ぎて、何もできない医者から先生方のご指導のおかげでちょっとだけできることがある医者になれたかなと思います。 この5ヶ月で甲状腺・糖尿病内科、総合内科、外科、救急、循環器内科、呼吸器内科、腎臓内科をローテーションさせて頂き、内科では救急外来や病棟管理をご指導のもと経験させていただき、外科では術野に入らせていただいたり気管挿管をさせていただきました。 私が働き出して、1番実感しているのは大変働きやすい環境だなということです。上級医の先生方が優しく指導熱心で日々自分では解決できないことについて質問のしやすい環境。コメディカルの方々も優しく救急外来の場を始め私のことを覚えていただいており、気軽にお話ししやすかったり助けを求めやすい環境。どちらも働き出しの私にとって大変ありがたく、この病院にすぐなじむことができ本当に幸せなことだと感じております。 まだまだ未熟でご迷惑をおかけすることもあると思いますが今後ともよろしくお願いします。

5ヶ月を終えて O・H

外科から始まり、救急、消化器内科、血液内科を周り、今は甲状腺・糖尿病内科と総合内科をローテートさせていただいています。 国家試験の知識はあくまで最低限のレベルであって学ばなければいけないことは山ほどあると知らされて、勉強に勤しむ日々を過ごしています。 研修開始当初は静脈採血もまともにできませんでしたが、血ガスを取ったり外科ローテ最終日に気管挿管を成功させたりと少しずつではあるもののできることが増えてきており、目に見える形で成長を感じられるのはご指導の賜物に他ならないと思っています。 また、救急ローテート時には他院への転院搬送で救急車に同乗したり、消化器内科では受け持ち患者さんの内視鏡検査、血液内科では骨髄穿刺を行ったりすることによって医学生から医師へと一歩進んでいるという実感が改めて沸くとともに責任も感じるようになり身が引き締まる思いです。 まだまだ至らぬ点は多々あるかと思いますが今後もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

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