岐阜赤十字病院
卒後臨床研修医

先輩研修医の軌跡

研修医日記

第52話

1年目を終えて O・Y

穏やかな暖かい季節がやってきました。ここ岐阜赤十字病院で研修を始めて早1年が経ちました。あっという間の1年でしたが、振り返ってみると多くのことを経験し充実した1年だったと思います。最初の頃は右も左もわからず、自分が何をすればいいのかどうするべきなのか、一つ一つのことにあまり自信をもてませんでした。しかし、1年経った今、これまでの経験を積み重ね、少しながら確信や自信をもって行動できるようになったと思います。医師としてフレッシュな状態であるこの2年間の初期研修が今後の自分の在り方に大きく関わってくると考え、症例や手技、患者さんや医療関係者との関わりなどを1つ1つ丁寧に学んでいきたいと思っております。至らぬ点が多々あるかと思いますが、今後とも宜しくお願い申し上げます。

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1年目を終えて K・M

ジムに通い始め、地下アイドルにハマりかけながら3月も下旬となりました。凍る吐息の白さや肌をつき刺す寒風は既に恋しいものとなり、また入職から1年が経とうとする事に驚くばかりです。年始からは外来研修・整形外科と回らせていただき、現在は泌尿器科ローテート中です。皮膚縫合やギプス固定、腰椎穿刺、カテーテルなどの手技や救外対応などをさせていただき、日々自身の成長に繋がっていると実感しております。また、2月には東海地方会にて症例発表をする機会もいただきました。未熟な自分を暖かく見守りご指導くださる指導医の先生方やオペ室の方々、本当にありがとうございます。
来月からはいよいよ研修医2年目です。自分で考えて動ける、仕事をこなせる研修医を引き続き目指していきます。また、自分の将来についてもそろそろ真剣に考えつつ、残り1年間の研修生活を過ごしていきたいです。引き続きよろしくお願いいたします。

1年目を終えて Y・T

初期研修医1年目のYです。研修医となり12ヶ月がたちました。当院で働いている皆様には大変優しくしていただきまして社会人1年目は実りのある有意義な1年になりました。ありがとうございました。
そんな1年間の間、仕事でも貴重な経験をたくさんさせていただきましたが、プライベートでも貴重な経験をしました。それが、3月に開催されたWBCの現地観戦です。310日 東京ドームにて日本-韓国を観戦してきました。会場の熱気は今まで経験したことがないほど高まっており、球場全体で応援歌を熱唱し大盛り上がりでした。結果こそ134で日本の大勝となりましたが、緊迫したシーンも多く、先発のダルビッシュ投手やDHの大谷選手など普段生では見ることのできない選手達の活躍もみることができ忘れられない1日になりました。
最近院内では野球の話を通じて仲良くさせていただくようになった職員さんもいてさらに居心地のよい職場になりました。私は西武ライオンズというマイナーな球団のファンですので多分院内にはいないと思いますが他球団ファンの方もぜひ声をかけていただければ嬉しいです。
当院での初期研修はあと1年となりましたが引き続きよろしくお願いいたします。

1年目を終えて O・H

2月は泌尿器科、3月は外来研修をローテートしました。泌尿器科では腰椎麻酔や閉創時の縫合を毎回担当させて頂き、最終日は当院の名物手術であるLSCで腹腔鏡による腹膜縫合も経験させて頂きました。どれも先生方の丁寧な指導により無事に成功できて自信がつきました。
来月からはいよいよ二年次となり、一年次への指導や他院での研修等また新たに経験することがあるため不安もありますが自分のペースで頑張ります。至らぬ点もあるかと思いますが、引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
あっという間の一年目でしたが、ちょうど一年前を振り返ってみると国家試験終了後の2月から結果発表の3月にかけての期間は最長片道切符を利用して稚内駅から肥前山口駅まで旅行していました。旅行が好きでコロナ禍の前に47都道府県制覇はしていましたが、学生最後の締めくくりとして感染対策を十分行った上で日本各地を訪れました。「稚内より近ければ近場」というのは広く知られた事実ですが、いざ一つの旅で巡ってみて改めて日本の広さを実感しました。
知床の雪原から流氷を眺めたり、釧路湿原を歩く丹頂を列車から見つけたりして冬の北海道を満喫した後、函館から本州に渡り、ゴールの肥前山口駅のある九州へ向かって南・西へと大回りしながら進みました。途中、列車の運休などのトラブルに遭いながらも各地の観光地や食べ物を楽しめた充実した日々でした。稚内では1630頃だった日の入りも徐々に遅くなり、季節の変わり目を実感しながら迎えた316日、発表時刻に佐賀駅で国試の合格を確認し、長崎市の稲佐山から夜景を眺めた最終日の感動は今でも覚えています。
働き始めた今となっては長期の旅行はできませんが、日本各地の自然や文化を肌で感じたこの経験を忘れずに今後に活かそうと思います。

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