岐阜赤十字病院
卒後臨床研修医

先輩研修医の軌跡

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第6話 

当院は2年次に地域医療として高山赤十字病院を選択し研修することが出来ます。当院から飛び出し地域医療を経験することが出来るこのプログラムですが、今年は3名の研修医が高山赤十字病院を選択しました。彼らはどのような感想を持ち何を学ぶことが出来たのでしょうか。

第3回 高田 英里

内科を3週間、久々野診療所を1週間研修させていただきました。私が高山赤十字病院を地域医療研修で選択した理由は、同級生が研修しているということと、3次救急病院なので岐阜赤十字病院では見られないような症例を経験できるのではないか、と思ったからです。訪問診療等も見てみたいと思ったので、1週間久々野診療所を希望しました。
ほとんどの場合、受診時から診断・治療に至るまで症例が高山日赤内で完結するので、1次から3次に至るまで、思っている以上にバラエティに富んだ症例が経験できる病院だなと思いました。スタッフの皆様、患者様も温かい人たちばかりで、とても働きやすい研修病院だと思いました。
消化器内科を中心に研修させていただきました。先生方は気さくな先生ばかりで、胃カメラを実際に患者さんに何回かやらせていただきました。モデルでも練習したりして、内視鏡を操作することに少し慣れました。ポリープ切除や胃ろう増設などの介助にも参加でき、楽しかったです。
久々野診療所では訪問診療やリハビリ(訪問、通所)などを経験できたのでよかったです。外来診療では内科外科小児科問わず、幅広い診療知識を問われるので、大変だな、と思いました。診療所が地域の人々にとって不可欠なものであると十分実感できたし、また、在宅医療を続けていく上での患者さんとのコミュニケーションの取り方を学びました。
観光面では、おいしいものがいっぱい食べられて大満足です。飛騨牛、そば、寿司、ラーメン、カレー、飛騨のりんごなどなど☆また、たくさん温泉にも入り、高山の町並み散策、白川郷ライトアップなどに行きました。病院の互助会新年会も楽しかったです。充実した1ヶ月間でした。
最後に、本当に高山のみなさんの温かさに感謝しています。

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雪が降り積もる白川郷
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白川郷のライトアップ

第2回 澤木 綾子

2012年12月、私は1ヶ月間の地域研修に行ってきました。研修先は、岐阜市内の開業医さん、地域の診療所、高山赤十字病院から選ぶことが出来ます。
それぞれ異なった研修内容が魅力的でしたが、私は学生の頃に病院見学に行き、優しい先生方に色々教えていただいた思い出のある、高山赤十字病院を選択しました。
けれど病床数や診療科の数では岐阜赤十字病院よりも大きな病院であることから、もしかしたら他の市中病院に研修に行くのと変わらないのではないかという不安もありました。
しかし、実際高山で研修をして分かったことは、地域医療というのは病院の規模よりも立地や他の病院の有無などの環境が大きく関わると言うことでした。そしてそのような地域の医療を担う病院で働くには、自分はまだまだ力不足であることを痛感しました。
そんな研修中でしたが、他の研修医や先生方、美味しい山の幸・海の幸、観光地に恵まれ、充実した生活を送ることが出来ました。お世話になった方々、ありがとうございました。

第1回 松本 光善

地域医療研修として11月の1ヶ月間、高山赤十字病院で勉強させていただきました。高山赤十字病院は広大な飛騨高山地域の医療を担っており、初期救急から3次救急まで幅広く学べると考え選択しました。
その考え通りに救急外来ではcommon diseaseから重症まで様々な症例を経験することが出来ました。特に、自院では経験することが少なかった小児の救急は非常に勉強になりました。所属は内分泌内科でしたが、専門内科間の垣根が低く色んな症例を診させていただきました。専門分野に限らず色々な症例を担当するというのもまた地域の中核を担う基幹病院の役割であると感じました。
週1回行われるカンファランスも非常に充実した内容であり刺激になりました。さまざまな内科医の考え方を学ぶことが出来たというのが何よりの財産です。
また、飛騨高山は日本屈指の観光地であり、休日は奥飛騨の温泉郷に出かけるなど充実したオフも過ごさせていただきました。高山での生活に慣れたころには研修が終わってしまうという短い期間でしたが、とても実りのある1ヶ月間でした。 お世話になった指導医の先生方、スタッフの皆様には本当に感謝しています。

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