甲状腺とその病気
甲状腺機能亢進症(バセドウ病、グレーブス病)
甲状腺機能亢進症とは、甲状腺が活発に活動し、血中に甲状腺ホルモンが多く分泌される病気で、バセドウ病やグレーブス病とも言われます。原因としては、健常な人には認められない甲状腺を刺激する異常な物質が血中および組織の中に存在するためと考えられます。その物質は測定方法によりTRAbやTSAbと呼ばれています(図11)。甲状腺機能亢進症ではフリーT3とフリーT4を比較すると、フリーT3の方が血中濃度が高いことが多いようです。

甲状腺ホルモンが多いため、熱産生の増加および組織の交感神経感受性の亢進があります。熱産生増加の症状としては、暑がり・発汗過多・体重減少・食欲亢進があり、組織の交感神経感受性亢進としては、動悸・体動時息切れ・ふるえ・不眠・不安を示します。たとえて言えば、お風呂に入った直後に100mを走った状態を考えていただければとわかり易いかと思います。
当院が自覚症状を検討した結果、疲れやすいと訴える人が約70%、汗が多い・息切れ・心臓がどきどきする・手がふるえるが50〜60%、肩こり・甲状腺の腫れ・体重減少・熱感・皮膚がかゆいが40〜50%となりました。
日本甲状腺学会 診断ガイドライン
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一般社団法人 日本甲状腺学会 診断ガイドライン








