岐阜赤十字病院
卒後臨床研修医

先輩研修医の軌跡

初期研修をおえて

第12話 初期研修を終えた研修医から(H30~31年度在籍)

研修2年間を終えて   太田 徹

2年間の研修は本当にあっという間という印象です。1年目は必修の内科と外科系のローテート、2年目は整形外科を中心に回り、山口、秋田、旭川での研修の機会も頂きました。県外の多くの施設で研修出来ることはここでのプログラムの魅力の一つで様々な考え方を知ることができました。
入職当初を振り返ると右も左も分からず何をしていいのか分からないことも多かったですが、先生方をはじめスタッフの皆様方、地域の皆様方にもに温かく迎え入れていただき、まだまだ半人前ですが患者さんの前に医療者として立つことができるようになったのかなと思います。はじめはわからなかった方言も親しみやすく、奈良に戻った今でも先生方の話し方を真似して岐阜の言葉を使わせてもらっています。
短い間でしたが医師として最初の2年間をこの病院で学ばせて頂けたことに感謝しています。現在は奈良の大学で整形外科専攻医として勤務していますが、すぐに東海地方の関連病院で研鑽を積ませて頂く予定となりました。ここで学んだことを生かして地域に貢献出来るよう勉強して参ります。ありがとうございました。

研修2年間を終えて   鷲崎 知美

1月は岐阜大学病院で精神科を回らせていただきました。当院ではあまり来られない精神疾患の方を診させていただき、様々な疾患の方を初診で関わる事ができました。精神疾患は血液検査や画像検査では診断がつかず、問診で判断しなければならず、専門医の先生方の問診の仕方を学ぶことができ、有意義な時間を過ごさせていただきました。2月からは当院へ戻り、学ばせて頂けております。
初期研修医としての2年間がそろそろ終わりになります。2年前に研修医としてはじまったころはわからないことばかりで毎日緊張していたことを思い出します。2年間で学ばせて頂いたことを糧にこれからも日々学ぶ姿勢を大切に過ごしていきたいと思います。 4月からは違う病院へ移動することになりましたが、岐阜で診療に携わっていきますので、地域で活躍できる医師をめざして今後も頑張ってまいります。

研修2年間を終えて   山室 周子

今年1月に秋田赤十字病院にて救急の研修をさせて頂きました。正直な所行く前は、初めての3次救急、かつ真冬の秋田ということで心配でしたが、実際行ってみて、予想以上に楽しく研修を行うことができました。
今まで経験したことのない症例を沢山経験させて頂き、当直医マニュアルの本で開いたことのないページを、隅から隅まで読まなくてはならない状況となったことは非常に良い機会だったと思います。また、全く知り合いのいない現場での業務でしたが、「西の人(秋田の人にとって岐阜は西の人らしい)は寒さに慣れてねーべ」と、雪の日は車で送って頂いたり、ストーブを寮に持ってきて頂いたり、ご飯にご一緒させて頂いたり、と大変親切にして頂きました。
ここでは書ききれない多くの出来事がありましたが、総じて、チーム医療や患者さんとのコミュニケーション、そして救急疾患に対する対処を極寒の地で学ぶことができましたと思います。この機会に感謝し、忘れず、今後に生かしていこうと思います。

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