岐阜赤十字病院
卒後臨床研修医

先輩研修医の軌跡

初期研修をおえて

第14話 初期研修を終えた研修医から(R2~R3年度在籍)

岐阜赤十字病院での初期臨床研修を終えて   窪田 幸真

2022年3月をもって無事2年間の初期研修を終えることができました。これは偏に先生方のご教授、コメディカルや事務の方々のご助力、そして同期や後輩の支えがあったからこそだと思います。 この病院での研修で様々なことを経験させていただき、仕事のみならず人間としても大きな成長に繋がりました。しかし、志望科の眼科では自分の未熟さによって多くの方々にご迷惑をおかけしてしまい非常に申し訳ありませんでした。今後は一人の医師としてより責任感をもって医療に携わっていきたいと思います。 2年という短い間でしたが多くの方々に助けられながらの研修であったことを強く実感しております。専攻医としてより一層精進して参りたいと思いますが、またいつか関わる機会がありましたらご協力頂けると幸いです。本当にありがとうございました。

岐阜赤十字病院での初期研修を終えて   王 蓓

2年間大変お世話になりました!岐阜赤十字病院で充実した初期研修ができました。一年目に内科系・外科系・麻酔科のローテーションを行い、外来や放射線科にお世話になりました。基本的な病棟管理や手技、画像の読影また救急対応を学びました。医師としてのプロフェッショナリズムを学び、少しずつ自分なりの医師像もみえてきました。出会った患者さんに安心安全の医療を提供したいとは思うものの、自分の専門知識の少なさや技術の未熟さを痛感した一年でした。二年目には、必修である精神科・産婦人科・小児科、地域研修、そして秋田赤十字病院で三次救急をローテーションしました。多様な施設・多様な症例・様々な指導医の先生方に出会う機会をいただきました。医療は命だけではなく、時にその方の生活・人生まで任されているということを改めて感じました。この二年間、先生方や看護師さんをはじめスタッフの皆様に色々とご指導を仰ぐことが多かったですが、いつも温かく手を差し伸べていただき、感謝しかありません。皆様の助けを借りて二年間の初期研修を終えることができました。4月からも岐阜大学外科専攻医プログラムの一環で岐阜赤十字病院に一年間をお世話になります。研修で学んだ経験を活かして、引き続き頑張りたいと思います。

研修2年間を終えて   大六野 誠

岐阜赤十字病院で初期研修医を終了することができて安堵感と同時に寂しい気持ちも沸き上がってきておりますが、ご指導いただきました先生方、サポートしてくださったスタッフの皆様に本当に感謝いたします。
1年目ではまず病院のシステムやスタッフとの関係性など臨床の現場で活躍するというよりは医療や病院の環境に慣れることで精一杯でした。特に当直の際に、自分で鑑別を考えながらやりたいことは頭の中にあるのですが中々思い通りにいかず悔しい思いをしたことが何度もありました。また自分の実力不足のせいで患者やスタッフの方にご迷惑かけてしまったことなどの失敗を山ほど経験しました。その度に温かく見守ってくださった先生方には感謝しきれません。 2年目になると自分のことでだけではなく、患者や周囲のスタッフのことまで配慮出来るようになり全体を俯瞰して行動できるようになったと思います。また自分の知識不足、勉強不足は自分だけでなく患者を最も不幸にするとの思いで勉強していたように思います。更に、当直の際になぜ患者はこの時間に受診したのか、何を望んでいるのかなど患者の個々の背景や家庭環境まで思いを馳せて患者と向き合えるようになったのは、やはりこの病院で指導してくださる多くの先生方の教えがあったからこそだと思います。この患者と真っ向から向き合う姿勢は外部の病院に研修に行った際にも十分に活かされたと思います。例えば訪問診療に行った際に独居の家庭が多く日頃から会話をする機会が少なくなっている状況で患者が何を一番望んでいるのか、などをまず考えるようにしていました。バイタル測定や採血も大切です。しかしそれ以上に患者にとって大切なことは他人との何気ない会話であることに気づかされました。患者の立場で物を考える、患者の心の思いに真剣に答えて寄添っていくことこそが私がこの2年間の研修で学んだことだったのかもしれません。 4月からは精神科医としての第一歩を歩み始めます。この岐阜赤十字病院で身につけた患者ファーストを一貫して貫き通していきたいと思います。最後になりましたが、次に仕事でご一緒する機会があったならば少しでも成長した姿を見せれるように頑張りたいと思います。本当に2年間ありがとうございました。

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