- 採用時研修(1ヵ月間)
- 基礎看護技術の集合研修
- リフレッシュ研修(院外研修)
- 部署配置
- 1ヵ月の振り返り研修
教育研修体制
新人看護職員研修
理念を掲げ、新人看護師の成長を1年間かけてサポートしていきます。
新人看護職員研修の理念
- 看護は人間の生命に深く関わる職業であり、患者の生命、人格及び人権を尊重することを基本とし、生涯にわたって研鑽されるべきものである。新人看護職員研修は、看護実践の基礎を形成するものとして、重要な意義を有する。
- 新人看護職員を支えるためには、周囲のスタッフだけではなく、全職員が新人看護職員に関心を持ち、皆で育てるという組織文化の醸成を図る。新人看護職員を支援し、周りの全職員が共に支え合い、成長することを目指す。
- 日本赤十字社の職員としての自覚を持ち、人道的任務の重要性を理解する。生涯を通して、赤十字精神の涵養を目指す心を育てる。
※涵養(かんよう)とは、水が自然にしみこむように、無理をしないでゆっくりと養い育てること
新人看護職員研修の教育計画目標
- 社会人として、看護師として生命の尊厳への畏敬を常に念頭に持ち、責任の重さを認識できる。
- 看護の一般的な基礎知識に基づき、安全で安楽な基礎看護技術について準備から後片付けまでの過程を学ぶ。
- 指導・助言を受けながら、チームの一員としての役割を認識し、患者とコミュニケーションがとれる。
到達レベル指標
- マニュアルを見たり、助言を受けながら日常ケアに必要な基礎的知識を活用し、優先度を決定することができる。
- 看護職の倫理綱領を知っており、対象を一個人として尊重できる。
- 自分の役割と責任を認識しながらも、自分の能力を超えた看護が求められる場合には、支援や指導を自ら得たり、業務内容について相談できる。
- 倫理的ジレンマに陥った時、赤十字の原則に基づいて行動しようとしている。
新人看護師年間スケジュール
採用時研修は、全職種合同の2日間の病院全体研修を受けた後、看護部の集合研修があります。医療安全やオーダリングシステム、基準・手順等の研修を約一ヶ月にわたり受けます。 その後、OJT・Off-JTを組み合わせながら1年間の研修を修了します。修了時に看護部長面接を行います。
4月
5月
対面式
リフレッシュ研修
BLS研修
リフレッシュ研修
6月
7月
- ローテーション研修
- 看護技術の集合研修
- 3ヵ月の振り返り研修
ローテーション研修
3ヵ月の振り返り研修
ローテーション研修
3ヵ月の振り返り研修
8月
9月
- 看護技術の集合研修
採血技術の研修
ローテーション研修
ローテーション研修
10月
11月
- 6ヵ月の振り返り研修
- 多重課題研修
- 技術チェックリスト確認
多重課題研修
多重課題研修
DCの使い方研修
9ヵ月振り返り
12月
1月
- 9ヵ月の振り返り研修
キャンドルサービス
(看護部自治会活動)
キャンドルサービス
(看護部自治会活動)
DPNSでの業務風景
患者さんとの会話風景
2月
- 看護部長による研修修了面接
研修修了面接
3月
- 1年の振り返り
- 新人研修修了式
- キャリア開発ラダー認定
キャリア開発ラダーの認定式
新人研修修了式
固定チーム・デイパートナー方式
安全で質の高い看護を提供することを目的に、固定チーム継続受け持ち方式を基本として、看護師が2 人1組となり、パートナーシップを発揮しながら日々の看護業務を行う方式を導入しています。
※パートナーシップとは、「相互の特性の認識・尊重」を基礎として、相互に「対等の関係」のもとで、「協調・協働」していくこと、つまり両者が互いに対等の当事者であると認め合うことです。
新人教育の担当者紹介
研修責任者
新人看護師の教育プログラムを年間計画・運営します。 教育担当者、実地指導者と共に、看護部全体・部署全体で新人を支えていく体制をつくっています。
教育担当者
新人看護師の教育プログラムを運営します。 新人看護師、プリセプター、実地指導者や教育に関わるスタッフのサポートをしています。
実地指導者
新人が臨床現場に順応し、臨床実践能力を獲得するために、各部署で実地指導者が中心になりOJTを実施します。
日々の指導がOJTで行われ、定期的に「看護技術チェックリスト」(新人共通)や「部署別チェックリスト」を用いて確認しています。特に、採血や血管確保等はひとり立ちチェックリストがあり、見学から始まり、先輩が付き添っての指導があり、ひとり立ちしていきます。
新人の不安を緩和するために、職場適応のサポートやメンタルサポートもしています。
プリセプター
3~4年目の先輩看護師がプリセプターとして身近な相談相手となります。 (各新人に1名)